すあま皇国

同人サークル「すあま皇国」の雑記帳です

「リズと青い鳥」を見てきた!

先日見た、リズと青い鳥の感想になります。

 

ネタバレ要素も含みますので、まだ見てない! ネタバレイクナイって方は、すぐさま戻って下さい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


いいですか?
では、いきます。

 

 

最初、みぞれを見た瞬間「絵が違う? 気のせい? あー、成長してるから?」と、そんな感想を持ちました。パンフに書いてありましたが、ワザと変えたみたいですね。ただ、帰宅後、TV版を見返したら……みぞれ、別人じゃねwww

どっちが好きかと言われると、どっちも好きです。ただ、劇場版の絵柄だと、コメディタッチはできないよね、と。2期の麗奈の死んだ魚のような目とか……本当に怖い絵になっちゃうw


さて、お話の方はというと……胸が痛い。

みぞれはともかく、希美! あんた、コミュ力あるでしょ! って。
なのに、すれ違いが半端なくて……みぞれが一歩踏み出せないのはともかく……と映画館では思ってました。

ただ、TV版を見返して思ったのが、希美はみぞれを「特別」って思ってるから、私が心配しなくても……というか、そもそも自分がみぞれを心配するのは違うとか思ってたのかなーと。

上下関係というより、みぞれは木で、希美が小さな鳥。木って言っても、何が起きてもびくともしない大木ではなくて、嵐が来ればポッキリと折れてしまう……でも、そんな嵐が来たら小さな鳥の希美なんて、一たまりもないわけで。だから、みぞれがダメになるときは、希美もダメになる。希美がダメになったとしても、みぞれは大丈夫な可能性がある……そういう強弱の関係だと、希美は思ってたのかなーと。

でも、みぞれは違う。自分は一人じゃ何もできない。希美は一人で行動できる。希美こそ「特別」で、そんな希美の側にいつまでもいたい……とみぞれは中学・高校と思ってた。そして、希美に見捨てられないようにと楽器を続ける……。一年生のときに希美が部活をやめたのと同時にみぞれが辞めなかったのは、楽器をしていない自分には、何の価値もないって本当に思ってたからかな、と。
(一方で「捨てられた」という事実というか、意識がみぞれの精神を蝕んでたんだなーと)

そう考えると、みぞれにとって希美は存在そのものが好きで、だからあれだけの告白ができた。でも、希美はみぞれに「オーボエが好き」としか返していない……のを、映画館では「それだけかよっ!」と思ったんですが、みぞれにはその答えが丁度よかったんだな、と。

もし、希美にみぞれを愛する覚悟があったとしても、まだみぞれ自身に、希美の愛を信じる覚悟ができてない……みたいな。

この後の二人は……まず希美の覚悟が必要ですよね。それまで最低でも対等と思ってたみぞれが、自分をはるかに超える「特別」だったと明白になったわけですから。でも、最後の「みぞれのソロを支える」「(がんばるから)待ってて」は、覚悟第一弾とも思える、かな。もちろん、様々な現実にぶつかって、様々な現実と対峙することになると思うけど……みぞれの愛情は希美にしか向かないから、みぞれを信じ続けられれ大丈夫……じゃないと思うけどw がんばれ! 希美!

みぞれは……自分自身を受け入れること。自分が自分を好きでないと、希美の愛は受け入れられないよね、と。オーボエ奏者じゃなくって、ただの「鎧塚みぞれ」としての自分を好きになれば、自然と希美の愛を受け入れる……か、希美に愛を告白するか。たぶん、後者かな(ってか好みw)音大時代に覚醒して、みぞのぞの関係になるんだろうなー。あ、順番は大事ですよ!みぞのぞです。


二人以外で気になったのが、麗奈と久美子。何、あの夫婦。(婦婦?)さすが、去年、お互いに愛の告白をしたカップルは違いますなー。

希美とみぞれのソロ(でいいの?)のかけあいを、演奏する麗奈と久美子には誰も近づけない……あのイチャイチャがすごい。そして、強気に「じゃあね!」という青い鳥@麗奈と、「私も行くから!」バリのリズ@久美子(って聞こえた)キマシタワー!

そう言えばさ。劇場版の絵柄で、山でのシーンと、再オーディション直前のシーンを描かれたら……胸のドキドキが止まりません! あの絵で「これは愛の告白」とか「どこにもいかない?」とか「だってこれは、愛の告白だから」とか……いったい、何本のキマシタワーが作られるのか。いや、恐ろしい……。

3年生4人組(ってか部活の運営面では、みぞれはデキナイ子ですが)は……もう、プレッシャーが半端ないんだろうな、と。一昨年まではクズ部だったのが、去年は部活の空気が刷新されて、全国へ。今年も全国を目指したいけど、おそらく戦力ダウンは否めない……。でも、優子が空回りしそうなところを、超現実主義の夏紀がサポートしてて。原作は読んでないんですが、せめて全国に行って欲しい……。でも、久美子主人公ってことを考えると、次は落とすところかな。1年生:全国銅→2年生:全国銅or関西止まり→3年生:全国金! ……いや、最後は全国銀で、さらに上を目指す……とかかな?
とにかく! 次の劇場版が楽しみです!